4.作曲の方法

既存の歌詞に曲をつけてみる
 メロディーのつくり方も、最終的には自分に合った方法を見つけていただくしかないのですが、それを踏まえた上でいくつか具体的な方法をあげてみたいと思います。
 まずは、既存の歌詞に曲をつけてみましょう。自分がつくりやすそうだと思えば何でもいいです。その際、自分が知らない歌の歌詞のほうが、本来のメロディーにとらわれずに済むのでよいでしょう。メロディーが出来た後、オリジナルの歌詞にさしかえれば1曲完成です。もちろん、始めから全てオリジナルで、無の状態から発想出来れば、それがいちばん良いでしょう。しかし、作曲といっても何から手をつけていいかわからない!と思えば、この方法を試してみてください。

 

印象的なサビからつくってみる
 曲のキモはやはりサビの部分です。印象に残る曲には、だいたい印象に残るサビがあります。だから、最初にサビをつくってみることも有効な手段です。印象的なサビのメロディーに導かれて、その他のメロディーや歌詞を思いつくことはよくあります。ミュージカルの主役にでもなったつもりで、感情を込めながらハミングしてみましょう。
 ドラマやCMとのタイアップで、CDがたくさん売れた時代のヒット曲には、印象的なサビを持つ曲がたくさんあります。これもそうですが、必ず歌にはサビとそれ以外がなければならないということではありません。ただ、多くの人に愛される歌はそのようなものが多いというお話です。

 

コード進行だけ拝借する
 ピアノやギターが少しでも弾けるならば、伴奏からメロディーをつくることが可能です。これもまた、既存の曲のコード(和音)進行をそのまま拝借して、オリジナルのメロディーをつくってみるというのも一つの方法です。また、最近では書店や楽器店に行けば、「作曲に使えるコード進行」みたいな本も出ているので、ご覧になってみるとよいかと思います。楽器が弾けなくても、作曲ソフトなどを使えば簡単に曲はつくれますし。
 しかし、自分でメロディーに伴奏を付けるなら、ある程度のコードの知識はあったほうがよいでしょう。弾き語りが出来るまではいかなくても、コードブックを見ながら、鍵盤や弦を押さえてみてはいかがでしょうか。作曲ソフトなどに打ち込んで、くりかえし聴いてイメージしてみるのもいいでしょう。たとえば、キーがCであれば、C、F、G7の3つのコードで1曲出来てしまいます。あとはもう、あなたがつくったメロディーに伴奏をつけてくれる人を探してきましょう(笑)。

 

とにかくたくさんつくれ!!
 初めのうちは、あまり細かいことにこだわらず、たくさんつくってみましょう。1曲を完成させてから次をつくろうなどと思う必要もありません。サビだけ、Aメロだけ、そんな未完成の曲でも、しっかり書き貯めて保存していきましょう。メロディーの「貯蓄」が多くあれば、別々につくったメロディーをつなげて、1曲完成させられる可能性も広がります。そのときの「ひらめき」を無駄にしないようにしましょう。
 思いついたフレーズはどんどんICレコーダーやスマホに、「♪ラララ~フフン~」と歌いかけて保存。ただ、公共の場でそれをやって、周囲の人に怪しまれないように気をつけましょう(笑)。

 

完成したら身近な人に聴いてもらおう
 歌が1曲完成したら、まずは身近な人に聴いてもらいましょう。楽器で伴奏しながら、作曲ソフトに打ち込んでつくった伴奏に合わせて。または、アカペラで。最初は少し恥ずかしいけれど、誰かに聴いてもらって、率直な感想を述べてもらうことで、自分の問題点もわかってきます。
 そうは言うものの、どんなに「いい曲」でも、人それぞれ好みがあります。みんなに好かれようと思う必要は全くありませんが、『2.自分で歌をつくってみよう』の章でも述べた『黄金比』をなんとなく意識してみてください。天才と呼ばれるような人には、そんなアドバイスは無用でしょうが、基準を明確にすることで、自分の歌の方向性を定めやすくなります。突飛なことを考えるのは、それに慣れてからでも遅くはありません。

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